日経平均株価が六月八日一時九九〇〇円台をつけた。八ヶ月前七千円を割っていたことを思えば、かなり急な上昇である。株価は先行指数と言われるが、果たして数ヶ月のうちに景気全体が回復基調になるか、どうかはまだ疑問である。しかし、経済の大きい波動は必ず来るものなので、私は、年内一万五千円に載せるかと思っている。載せたらいいなとの願望に過ぎないかも知れないが、とにかく株価と地価が上昇しだすと、何となく景気の気は高まってくる、と思う。
ただ、民間の経済の自立的反騰だけでは力足らずで、やはり財政の出動は欠かせない。まだ手抜きをする段階ではない。
(2009.6.8)