セブンイレブン・ジャパンなどコンビニエンス・ストアの大手四社が今年度に約一八〇〇店を閉鎖し、約二四〇〇店を出店するという過去最大規模の店舗網再編に乗り出すことが伝えられている(五月三〇日・日経・朝)。

 とにかく、コンビニが増えて来たことは流通業界の新しい現象で、眼を見張るものがあるが、単に増えただけではなく、今まであった店がいつの間にかなくなり、又、ポコッと新しい店ができていることに気付くなど、その転換の早いこと。昔では考えられない変り身の早さである。

 そして、当り前だが、どこに行っても同じようなものを売っていて、同じようなアルバイト店員が応対している。それで、コンビニの品物がそれ程安いわけでもないが、一応日常生活に最低限必要なものは揃えているから、飛び込めば差当り用が足りるから便利である。その上、真夜中であろうと煌々と灯をつけて開いている。

 しかし、その流れのままでいいのかなァとも思う。もっとも、私がどう思ったからと言って、世の中が変るものでもないが、世の行く末に興味はあるではないか。

 大へん大ざっぱな言い方で恐縮だが、世の中は何でも二極化しつつあるという。確かにそうとも言えるが、果して、それでいいのだろうか。


(2009.5.30)