麻生首相が検討を指示していた厚生労働省の分割と幼保一元化の具体案づくりは、衆議院選後まで見送られることとなり、又、麻生首相がブレたとの批判が飛んでいる。
麻生版行革としていい着眼だと思っていたのに見送りとは残念で、せめて打ちかけにしておけばよかったと思う。
というのは、假に厚労省を分割するにしても、そう簡単に案を纏めることは難しいし、又、幼保一元化はそれこそ数十年来の懸案であり、関係が文科、厚労の両省に跨るだけに権限争いから処理しなければならないので、これまた、ちょっと時間がかかると思われるからである。
(2009.5.30)