未成年者にタバコを吸わせまいとして、自動販売機を抑え、あまつさえタスポのような年齢確認の仕掛けを作ってみたが、効果は如何に。

 カードを作るのが面倒くさいとあって、結局お客をコンビニへ移行させることになった。コンビニは売上げが急上昇して喜んでいる。バカをみたのが、タバコ屋である。

 コンビニの店員に聞いてみた。どうも大半がアルバイトである。店員曰く、別に年を質ねたことはありませんよ。そうだろう。假に子供が買いにきても、「お父さんに頼まれた」と答えたら、誰が販売を拒否しますか。

 金をかけて、こんな面倒くさいことをして、結局タバコ屋の売上げが落ちるだけなら、即刻こんな制度は止めたらいいと思うが、如何に。

 タバコは健康に悪い。本当にそうなら―そうだと思うが―思い切って値上げをするのが一番である。假に値段を倍にしたって、吸う人は半分にはならない。タバコ屋の売上げも、従って口銭も減らない。手間が減って、収入が増え、健康にも良いなら、それこそ一石三鳥ではないか。


(2009.5.25)