財団法人漢検(略称)の不祥事が問題となっている。このような公的な資格らしきものを付与する公益法人などは他にもある。無理な行革の落し子として生じた部外団体については洗い直しが必要かと思う。本当に必要で役に立つ資格付与は国が直接実施した方がよいのではないか。大方は、定員問題などが原因であるが、私は、定員などそうやかましく議論をする必要はないと思う。要は事業費の負担をどこがするかである。国が実施しても、公益法人などが受け持つのも、経費を負担するのはどっちにしても国民であって、単に負担の態様が違うに過ぎないことを銘記すべきである。