3月23日に発表された公示地価は3年ぶりに下落という。商業地4.7%、住宅地3.2%との減という。しかし、私どもが目にする地価の下落ぶりは、とても、そんな一ケタといったようなものではない。東京でさえ、都心部も含めて、かなり大幅な下落ぶりであるという。一時の三分の二とか、二分の一どころか、もっと落ち込んでいるところもあるという。取引事例からの話であろうが、とにかく、銀行が貸し渋っているので、買いたくても買えない一方、運転資金も貸さないというので、投売りとなる、という状態のようである。
公示地価とは、何ぞや。何の役に立つか。この制度を始めた時から疑問を持っていた。金食い虫の一つかもしれない。