あ。
にゃーちゃんがなにかわすれものしたみたいで、ひきかえして走ってったよ。
ほそーい用水の茶色い水に白いさくらの花びらが6まい
いや
17まい 30まい 98まい
まいまい
まがあいたり
かさなったり
たまにおいこしたりしながら
とぎれることなく
ここちいいりずむで
ふわふわのむなしさをかぞえてるよ。
跨線橋がひろくて、ちょっとテンションたか丸
あ。でんしゃきた。
君のかがやくひとみ また会えたよ
ともちぃの声がきこえてきたから
Beat Goes On!~約束の場所~
橋のうえにひとりだったから、おっきめの声でうたったよ。
ら ら ら ら ら ら ら ら ら ら ら ら ら ら ら
せーの
おおーーーー おおーーーーー
もいれたよ。
肺のおくのおくのほうからこみあげてくる熱があって
たかまりすぎてやばかった。
ひとはひとりで季節を生きてく
だけどいま 今日だけは
おなじ想いをわけあえる
‘季節’って触れるとぬけだせなくなるくらいつよいから、
ぼーんやりしちゃうのを季節のせいにするのはもーやめよおおおお。
あっ
ぴちっ
あっ
こっちも ぴちっ
ぴちっ
ぴちっ
肺のなかでピスタチオがはじけだしたよ。
ぴちっ
冬眠はそろそろ終わりぃーーーー。
はじけたピスタチオの殻が、茶色い水にながれてくよ。
かぞえきれないくらい。
とめどない。
ぴちっ
ぴちっ
おもち