幼少の恋は淡いイメージで描かれることが多い。
その頃って、付き合うという概念がピンとこないし
隣の席の異性のことがなんとなく気になる=好き
みたいなところがあるから。
けど、本気の大恋愛もありみたい。
『ムーンライズ・キングダム』
主人公の男の子も女の子も小さな人生を賭けてる。
そして、その強い想いが周りの大人や友人の心も動かす。
ディープで異色な内容を含ませながらも
メルヘンチックな舞台やユニークな登場人物などの
非日常性が作品を微笑ましいものにしてくれた。
どんな形であれ
純粋な心のまま突っ走れるのは素敵なこと。
そこで得たものは
きっと大人になっても薄れることはないから。
そして…
あの砂混じりの甘いフレンチ・キスの味も。
少し大袈裟だけど、この作品には
その年頃では叶わなかった願望が詰め込まれてる。
また悪い妄想癖が…笑
ノスタルジーに浸りたいときに観るといいかも。