女流棋士の武富礼衣が、立命館で認知心理学研究員をやっているらしい。
「 現在の研究テーマは「棋士の脳内将棋盤」について。担当教授から「脳内盤があるというのは、棋士特有のもの。実際に視覚でとらえているものとは別に、脳内にある将棋盤を動かして形勢判断をするのは特殊能力」との助言を受け、脳内盤の多様性を研究テーマにしているという。 」
なんか不思議だなあ。
脳内将棋盤は別にプロ棋士でなくても、普通に誰にでもあるものだと思っていたが、この教授のほうがむしろ特殊なのではないだろうか。
というか、将棋を知らないだけかもしれない。
やったことがなければそんなものは必要ないのだから。
しかし、そもそも、どんな分野にしても、何かを考える時は脳内に映し出しているのだと思う。
麻原の説法にしたって、脳内に映像と音声で記憶しているのだから。
「 棋士が持つ脳内盤はそれぞれ見え方に違いがあるといい、「一字駒で浮かぶ方もいれば、暗黒物質型といって盤や駒ではなく黒いぼんやりとした概念だけが浮かんでいる方、背景に色がついていたりモノクロだったり、見たもの、時によって背景が変わる方もいるようです」と語った。武富女流初段は、「読む過程は一緒なのに脳内に浮かぶ将棋盤は多様性がある。すごく面白いなと思っています」と続けた。 」
ひとそれぞれ違いがあるのは当然という気がするが、驚きなのは羽生と藤井聡太だろう。
羽生にははっきりと将棋盤が見えており、それを4分割して別々に読みそれを統合するというやり方をしている。
さらに驚くべきは藤井聡太だ。
脳内に将棋盤はなく、すべて符号だけで読むという人間には意味不明な領域。(笑)
確かに符号だけなら映像を使うよりも何倍も処理速度が早くなるのは当然だな。