ヒトラー関連本は何冊も出ているが、最初の一冊と言えばやはり20世紀最後の真実ではないかと思う。
幹部連中がヒトラーについて語っている時に、そのネタ本が20世紀最後の真実ではなく滅亡のシナリオだったので驚いた記憶がある。
まあ、こういったものはコロンブスの卵ではないが、最初に言い出したものに価値があると思う。
合体変身はバロムワンが最初でウルトラマンAがパクリ、改造人間はシャドウマンが最初で仮面ライダーがパクリ。
バロムワンも仮面ライダーも最初は変身した後でおじさんが仮面を被っていた。
麻原が20世紀最後の真実ではなく滅亡のシナリオを選んだのは、流石に落合信彦とはコンタクトをとれず、滅亡のシナリオの方がトンデモ本であったからではないだろうか。
おそらく、滅亡のシナリオからトンデモ話の作り上げ方を学んだのだろう。
落合信彦の作品は何冊か読んだ。
20世紀最後の真実に始まって、モサド、その真実、砂漠の狂信者、傭兵部隊、シリコンバレー逆おとり作戦など、傭兵部隊は連載中に読んだので、当時は実録 傭兵部隊と、実録が頭に付いていた。
20世紀最後の真実は非常に面白く、ラストバタリアンのくだりは今でも漫画やアニメなど様々な作品に用いられている。
他にもUFOの正体やUFOに乗っているのは地球人であるとか、とても40年前に書かれた作品とは思えないほど完成度が高い。
麻原はオウムこそが最終戦争におけるラストバタリアンであると主張したかったのだろうが、いかんせんスケールが小さすぎる。(笑)
しかし、ヒトラーの予言は未だに成就せず、東西は戦うことはない。
もし、ナチスが残した最強の戦闘部隊ラストバタリアンが存在するのなら、その闘いぶりを見てみたいと思うのは意識堕落天ならではなのだろうか。
ラストバタリアン対最終兵器プラズナーの激突、もはや完全にSFの世界だ。(笑)