終末と救済の幻想2 | 法友(とも)へ

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オウム真理教について、麻原彰晃について語る時、予め確認しておかなければならない事がいくつかある。

 

最初に、麻原がどうしておかしくなってしまったのか?である。

 

まあ、おかしくなったというのも妙な表現ではある。

 

最高裁によって、麻原は「遺骨は四女に。」と言った事、正常な判断能力があった事が事実として確定している。

 

なのだが、おかしくなったという前提で話を進めると、なぜおかしくなったのかという理由がはっきりしない。

 

確かに、拘置所や刑務所というものは劣悪な生活環境である。

 

だからといって、麻原がおかしくなるほどのものではない。

 

全く目が見えなかったとしても、狭い房内で食事や排便は十分に可能である。

 

糞尿を垂れ流すようになったのは、おかしくなってからの話である。

 

 

次に、裁判についてである。

 

麻原はまともに裁判を受けさせてもらえなかったという主張があるが、これは間違いである。

 

麻原は自分から裁判を受ける権利を放棄している。

 

まあ、麻原が裁判で語った事も教義と方便がありその殆どが方便であるが、麻原は最初は自分が弟子たちの罪を背負うから自分を死刑にしろと主張していた。

 

ところが、弁護団が「麻原を死刑にしてそれでいいのか?」と、麻原の主張と真逆の事をやりだし、そこから麻原がおかしくなっていったのだ。

 

 

最後に、これが最も重要な事なのだが、世間が思っているほど麻原は頭が悪かったのか?という事である。

 

世間では、教祖がアホなら弟子もアホ、みんな揃ってアホ集団という評価だが、果たして本当にそうだったのだろうか?