オウムを取り巻く人々12 | 法友(とも)へ

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最初は観察、というか監視。

 

その奇妙な女は毎日道場にやって来る。

 

しかも1日に数回。

 

要するに、道場にやってきて自分以外に信徒がいない、つまり獲物がいないときにはすぐに帰るということらしい。

 

もしかしたら、オウムの道場以外にも仕事場というか狩場があるのかもしれない。

 

 

道場に獲物がいる場合はそのまま滞在する。

 

そして、探す。

 

信徒から離れた場所においてあるバッグを。

 

 

まあ、個人的にはバッグを持ち歩く習慣はないし、財布はいつもポケットにいれたままなのだが、世の中には財布を自分から離れた場所においたまま平気でいる人は結構多い。

 

で、奇妙な女は道場の片隅に置かれたバッグを見つけた途端に、挙動不審となる。(笑)

 

バッグの中に財布があるとは限らないし、その中にいくら入っているのかも分からない。

 

プロならばもっと落ち着き払っているだろうにとも思う。

 

ところが、その女は明らかに興奮状態なのだ。

 

生活に困って、最近盗みを始めたばかりということなのだろうか?