板囲いの出入り口側はプールまでコンクリートが敷かれており、こちら側にだけ階段があり反対側にはない。
レーンの片側にだけ高くなっている部分、そこだけ水深が浅くなるわけだが、があり、これも反対側にはない。
水深は1メートル80センチといったところか。
これでは、麻原は大丈夫だと思うが、子どもたちでは足が届かない。
温度計が落ちていた。
おそらく、投げ込み式のヒーターかなにかを使って、麻原のお好みの温度にしたということなのだろう。
この温度計は元々、僕が使っていたものなのだが、あるとき突然ナローパがやって来て勝手に持っていってしまった。
まったく、いつも思うことなのだが、幹部連中というのはろくでもない奴らばかりだ。(笑)
ナローパは温度計が必要だという理由を、なんの説明もしない。
何に使うのかと聞いても、「うるせえんだよ、よこせ。」で終わり。
温度計がないとワークにならないので、仕方なく仮払い申請をして、経理に嫌味を言われながら新しい温度計を買った途端にこれである。
人間なんだから、せめて、ちゃんと返しに来い!