オウムはなぜ消滅しないのか21 | 法友(とも)へ

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地下鉄にサリンを撒けば教団は崩壊する。

 

これは間違いのない事実である。

 

 

そして、もうひとつ。

 

地下鉄にサリンを撒いて人を殺しても、被害者をポアすることは出来ない。

 

これもまた、オウム真理教の教義における、紛れもない事実である。

 

これは麻原が、ポアに関する説法で何度も説明している通りである。

 

 

つまり、地下鉄にサリンを撒くという行為の結果もたらされる事実は、被害者をポア出来ず、そして教団が崩壊するという事である。

 

こんな事がグルの意思なのか?

 

麻原は何度も弟子たちに、グルの意思を実践しろと言っていた。

 

これは、言い方を変えれば、グルの言葉を実践するな、という意味でもある。

 

 

しかし、ここで、更なる問題がある事に気付く。

 

地下鉄にサリンを撒くという事を、麻原から指示されていないのだ。

 

これでは、グルの意思どころか、グルの言葉でさえない。

 

 

地下鉄サリン事件の実行犯たちが、何を考え、なぜサリンを撒くという結論に至ったのか、未だにはっきりしない。

 

裁判というものは、罪を確定し罰を与えるものであるために、事実は明らかにはならない。

 

裁判の性質上、それは致し方のないものだとは思う。

 

しかし、もう裁判も終わったのだから、死刑囚たちに自由に面会・交流を許し、事件の真相を明らかにしてもらいたいものだと思う。