ドラム缶から別の容器に移し替えなければ、ハチミツを使うのに面倒くさくてしょうがない。
とは言っても、ドラム缶の蓋がどうなっているのか分からない人もいるかもしれない。
ボツリヌスの培養に使ったような、このタイプのドラム缶は後に炭疽菌の培養に使われたり、甘露水やミラクルポンドを入れるのにも使われるのだが、天板が丸ごと外れる構造になっている。
なので、天板を外して穴を開けたりして、色々と加工が出来る。
しかし、ハチミツのドラム缶はそうではない。
直径5センチほどの、丸い蓋が付いているだけである。
まあ、穴が小さいから、中身を温めると勢いよく噴き出してくるのだが。(笑)
穴が小さいので、お玉やレードルのたぐいは中に入らない。
家庭用ではなく、業務用の1.5メートルぐらいある電動ポンプを使えばいいのだが、オウムの連中はそんなことは考えない。
人力で何とかしようとするのである。
ドラム缶にベルトを斜めに引っ掛け、クレーンで釣り上げる。
この時も、ふわっと浮き上がるときに、周りにいる人間を跳ね飛ばす場合があるので注意が必要である。(笑)
ドラム缶からハチミツを移す容器は、四角形で縦長の合成樹脂で出来ていたものを使った。
ドラム缶の蓋がある方を上にして斜めに釣り上げ、その下に容器を置く。
で、そこで蓋を外して、せ~ので、ドラム缶の底側を持ち上げる。
という、恐ろしくアナログなやり方である。
まあ、この場合でも注意すべきことはたくさんあり、ちょっと間違えるとそこら辺にハチミツをぶちまけたりはするのだが。(笑)