帰依⑥ | 法友(とも)へ

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この世界は幻影である。


その幻影から抜け出すことを解脱と言う。


しかし、幻影にとらわれている限り、幻影から抜け出すことは出来ない。


幻影の中には、幻影から抜け出す方法がない。



そこでグルが登場する。(笑)


グルは幻影から抜け出す方法を知っているのだ。


なぜなら、グルは幻影から抜け出した存在だからである。


ではなぜ、グルは幻影から抜け出すことが出来たのだろうか?



それはもちろん、そのグルのグルから、幻影を抜け出す方法を教えてもらったからである。(笑)


では、グルのグルは、一体誰から教わったのだろうか?


それは当然、グルのグルのそのまたグル、ということになる。



こうやって遡っていくと、最終的に一番最初のグルに辿り着く。


グルを持たずに解脱した、無師独覚のグルである。


そして、それをシヴァ神と呼ぶ。


その魂は、一人かもしれないし、複数かもしれない。


それは定かではない。



ではなぜ、シヴァ神は解脱する方法を知っているのだろうか?


というよりも、そもそもシヴァ神はどうやって解脱したのだろうか?


実は、その答えは単純である。



幻影の中には解脱する方法がなく、幻影の中では解脱する方法を知る事が出来ない。


幻影に巻き込まれることなく、常に幻影の外にいた魂だけが、解脱する方法を知る事が出来る。


つまり、シヴァ神は、最初からずっとマハー・ニルヴァーナに居続けている。


過去に一度も幻影に巻き込まれたことがない。


一度も欲六界に落ちたことがない。


最初から解脱したままの魂。


そういうことになる。