帰依② | 法友(とも)へ

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オウムの修行といえば、やはりヴァヤヴィヤからのツァンダリーである。


これはオウム真理教における常識と言っていい。



ツァンダリーは実によく出来た修行体系である。


生起と究境という瞑想の二本の柱だけでなく、入門から完成に至るまでの修行法が全て網羅され、体系付けられている。


そのツァンダリーの瞑想法の中で、修行者はダキニと交わるのである。


まさにタントラヤーナの秘儀と言える。



煩悩を使って修行を進める。


この発想は他の修行体系にはない。


まさしく観念の崩壊であるが、タントラヴァジラヤーナの一角を占めるタントラヤーナの理解なくして、オウム真理教の教義の理解はない。



で、ダキニの説明に入る訳なのだが、ダキニの説明をするという事になると、当然にグヤサマジャ、そしてシヴァ神の説明が必要になる。


シヴァ神、グヤサマジャを知らずに、オウムを語る事は出来ない。



ところで、ここで注意が必要なのは、ダキニの事である。


ツァンダリーに登場するのは、ダーキニーではなくダキニである。


これはシーハーとシーハ以上に隔たりがある。(笑)



シーハーとシーハは、まあ似たようなものであるが、ダーキニーとダキニは全く違う。


ダーキニーは愛人、ダキニは天女である。(笑)


人と神の違いがあり、神と交わるのでなければ修行にはならない。