卵に焼き色を付けずに焼き固めるのは不可能に近い。
ましてや寿司ネタの甘い卵焼きには砂糖が入っている。
この砂糖が、卵が固まるよりも先に焼けてしまう。
単に固めるだけなら、四角い容器に入れて蒸せばいい。
そうすれば、焦げることなく固めることが出来る。
しかしそれでは、卵焼きではなく、卵蒸しになってしまう。
麻原は卵を焼けと言っているのであり、蒸す事は出来ない。
四角い銅鍋で備長炭を使い、蓋の上にも備長炭を乗せてじっくり焼き上げる方法はあるにはある。
しかし、それはそれで、また別の職人技が必要になる。
それに、今から合羽橋に行って道具を買ってくるわけにもいかないだろう。
どうしたもんかなあ、と考えを巡らせていると、K正悟師が待ってましたとばかりに、こう切り出してきた。
「実は、こんな事もあろうかと、CSIに頼んであるんですよ。」(笑)
出たー!
やっぱり、出たーー!
CSI、出たーーー!
CSIと言えば、皆さんエンジョイハピネスでご存知の様に、スーパーエリート技術者集団である。(笑)
もの凄~く、嫌な予感がする。