プルシャを落としました30 | 法友(とも)へ

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時間の経過と共に、あれほど大量にあったうんこが目に見えて減ってきていた。


しかし、それは同時に、反対側の便槽のうんこが増えていくということでもある。


この分だと、無事にプルシャが見つかっても、この便槽は使用禁止になってしまいそうだなあ。


と思いつつ、作業を続行する。



うんこをかき回し始めた最初の頃には次々と新しい発見があったが、2時間が過ぎる頃には何も面白いものは見つからなくなってしまっていた。


反対側の便槽は、ちょっと手を伸ばせば届いてしまうところにまで、うんこが上ってきている。


その頃になってようやく、くみ出しているほうの便槽の底が見え始めた。



底が見えるとはいっても、底が平になっているわけではない。


強度を出すためにでこぼこに波打っている。


その上になっている部分が見え始めたということである。



まだプルシャは見つからない。


もしかしたら、どこかでミスをして、隣の便槽に投げ入れてしまっているのかもしれない。


だが、ここまで来たら、後はもう信じて続ける以外にない。



でこぼこの窪みに溜まっている糞尿を、かき集めてはすくい上げる。


今までよりは若干時間のかかる作業へと移行していた。


もしこの便槽にプルシャが残っているとしたら、便槽の底にまで沈んでいるとしか考えられない。



そう思いながらうんこをかき回していると、便槽を覗き込んでいたくみ出し担当のサマナが、「あっ、」と叫んだ。