コメントにあったので書いておこう。
まあ、これも既に記憶が曖昧ではあるのだが。
87年の初夏のことであったと思う。
その日はまだ夕方にもなっていないのに、東京の空は真っ黒な雲に覆われ、夜の様に暗かった。
そして、凄まじいまでの雷。
次々に閃光が走り、落ちるたびに地面が揺れた。
まるでこの世の終わりかと思われるような、激しい雨と雷はかなり長い時間続いた様に思う。
シヴァ神の祝福。
オウムではそのように言われる自然現象である。
確かマハーヤーナではこう表現していたと思う。
「その日、雨は激しく道を打った。」と。
アングリマーラ。
音だけ聞いているとカッコイイ響きである。
何だか強そうでもある。
が、しかし、とんでもないホーリーネームでもある。
デーヴァダッタとアングリマーラから、アングリマーラを選んだという噂は、かなり早い時期から信徒達の間に広まっていた。
当時、東京本部にいたスタッフから聞いたということだった。
信徒達の反応は、自分ならどっちも嫌だというものがほとんどだったが、自分ならデーヴァダッタを選ぶというツワモノもいた。(笑)
僕は佐伯の事など何も知らなかったが、佐伯の事を知っている信徒はピッタリのホーリーネームだと言っていた。