ロシアツアー⑫ | 法友(とも)へ

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さて、マグナムもリボルバーも他のサマナに取られてしまって、 僕が手にしたのはおそらくは38口径のオートマチックでした。


初めて拳銃を持った印象は「軽い。」ですね。


45口径のような大型の銃ではないので、当然といえば当然だったのかもしれないですが、拳銃はそれなりに重いものという思い込みは打ち砕かれました。


まさに観念の崩壊ですね。(笑)



そして、その引き金がまた軽い。


弾丸が発射されるときの音もまた軽い。


おもちゃの爆竹がかなりの爆発音なのとはまったく比較にもならず、風船が破裂する音よりも静かでしたね。


おそらくですが、拳銃を手にした人間はその軽さゆえに、それが人を死傷させる能力を持っているという感覚が希薄になるのではないだろうか。


そう思いました。



10メートルぐらい向こうに、テレビでよく見かける的がありました。


実際に撃ってみると、照準を合わせる感覚が難しい。


常日頃両目で見る習慣が付いてしまっているので、どうしてもその感覚が残ります。



7発ぐらい撃ったかなと思った頃、僕の左側にいたロシア人兵士が何か言いました。


それと同時に右側からもう一人がやって来て、僕の手から銃を取り上げて的の方へ歩いていきました。


どうやらどこに当たったのか、的をチェックするようです。


ハリウッド映画とかによく出てくるシーンで、弾を何発撃ったとかいうのがありますが、さすがは本職で僕が何発撃ったかふたりとも把握していたようです。