人の喜びが 自分の喜び


【 他人の喜びに 喜びを見出す 】

フランスの小説家ベルナノス
Georges Bernanos (1888-1948)は、

『他人の喜びに
喜びを見出すこと。
これが幸福の秘訣だ。』
と言いました。


はげど
（激しく同意します）
です！！
☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆


現代社会に生きる人は多くが、
他人よりも自分の喜びにのみ
喜びを見出そうとしています。

そして、そんなまわりの人に
悪影響を受け、自分自身も
同じようになろうとしてしまい、

「他人の喜びなんかよりも、
自分の喜びだけ追求してれば
幸せなんだ！」という具合に

人間関係のあり方を誤解し、
本当の幸せを見失っています。



たとえ人を蹴落としてでも
われ先に幸せをつかもうとすれば
それは必ずと言って良いほど
自分の方から破滅の道へと
進むことになります。

業界用語でいうところの
死亡フラグ
というやつですね。


ちなみにホラー映画なんかでは
いの一番に他人をおしのけて
自分が助かろうとする人ほど、

ゾンビだとかジェイソンだとか
凶悪な犯罪者の餌食になって、
冷酷非道な仕打ちを受けたり
オモチャのように弄ばれたり

「羊の皮をかぶったオオカミ」
みたいなキャラとか出て来て、
無残な変わり果てた姿になって
御愁傷様となっちゃいます。




お金持ちになりたい！
豪華な家に住みたい！

高級車を乗りまわし
美味しい食事をして
オシャレに着飾る。

そうした夢は決して、
悪いわけではありません。

贅沢をしてはいけない、
なんてことはないです。



好きな趣味に夢中になり
観光リゾートを楽しみ、
勉学に励むこともしたり
仕事にやりがいを見出す。

自分の許容範囲内で可能なら、
幾らでも楽しめば良いでしょう。
だからと言って、高望みして
無茶振りをしてはいけない。


愛する家族を養うためにも、
自分だけは豊かになるんだ！
「たとえ他人に迷惑がかかっても
幸せを独り占めしなきゃダメなら
自分だけが甘い汁をすすろう！」

これでは、NG。マイナス100点！
基本的に、どんな人間関係も不成立。
悪に魂を売り渡してはダメです！！
「羊の皮をかぶったオオカミ」に
食べられちゃったらおしまいです！！！



豊かな生活をしている人が幸せだ！
という価値観を否定するのではなく、
「価値観を共有する仲間が不在なら
自分自身の存在さえも消し去る」
ということになってしまうわけです。

権力や称号、地位や名誉を持ち、
有名人になり、アクセス数が増えたり、
いいね！やリツイートがあるたびごとに
一喜一憂する幸せは、本当に本物ですか？

物質的に裕福だったり、
目の前の喜び事について
夢中になったりすることが
幸せだと考える人は多いです。

しかしながら実際には、世の中は、
成功者ほど孤独であったりもします。
「物質的に豊かでも心が荒れている」
という人が非常に多いのも現実です。

「自分の幸せを求めるあまり、
他人の不幸を甘美に感じた結果
自分自身にも不幸を引き寄せた」


チャート式で説明すると、

幸せがほしい！
↓
幸せを手に入れよう！
↓
自分だけたくさんほしい！
↓
他人の分までほしい！
↓
他人が不幸でも知らない！
↓
他人は不幸でも自分が幸せならOK!!
↓
不幸だけを引き寄せてもうた！←NEW!!


｢貧しくてもいい！｣
｢うまくいかなくてもいい！｣
というわけではありません。


自分は豊かになれると信じ、
他人の幸せを心から祝福する
豊かな心が大切ということです。

「絶対に良くなる！」
「間違いなくうまくいく！」
「確実に幸せはやって来る！」

希望が見えている人は、強い。
信念がある人は、負けない。

弱い人は、目先に流されてしまい、
すぐに失望したり絶望してしまう。
誰か、他の人、敵とか味方でなくて、
自分自身に負けてしまっているから。

不動の確信を持っている人というのは、
目先の幸せでなく、永遠の希望を見て、
「無限の愛」について真剣に追い求め、
喜んで人の幸せを願い求めています。


不幸せな現状を打破するためには、
他人の不幸を望まないのも大切ですが、
他人の幸せをも願い求めて働くことです。

自分が幸せになるために働くのは
これは当たり前のことであって、
他人の幸せを追いやって自分だけ
幸せになろうとするのは災厄です。


どんな状況の中にあっても
｢他人の喜びの中にも
自分の喜びを見出す｣
ということができるなら、
自分自身の幸せはすぐそこです。

「自分の喜びだけが喜び」なら、
それは最も下等な低級の動物として
古い過去の遺物である弱肉強食時代に
取り残されてしまうことでしょう。

まさにそれこそ、
「地獄」
と呼ぶのにふさわしい。
破壊と滅亡と退廃しか
そこにはないです。

新しい共存共栄時代には、
「天国の住民」として
喜びと幸せと平安な心で暮らし、

共に協力し合って喜びのうちに
お互い感謝しながら生きること。

「自分さえ良ければ」と思えば、
生き残る事は絶対不可能です。

「他人の喜びの中にも
自分の喜びを見出せる」
という人になるなら、
それは本当に幸せです。 

他人が幸せになってくれることを
ひたすら願いながら生きたとして、
実はそれだけではまだ足りません。

ここに、一つのドアが開かれます。

神秘的な真理の扉です。

このドアーを開けなければ
誰も天国に入れないほどの
とても大切な入り口です。