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「愛する兄弟たちよ。
このことを知っておきなさい。

人はすべて、聞くに早く、
語るにおそく、怒るにおそく
あるべきである。

 人の怒りは、神の義を
全うするものでは
ないからである。 

だから、すべての汚れや、
はなはだしい悪を捨て去り、
心に植えつけられている
御言を素直に受け入れなさい。

御言には、
あなたがたの魂を
救う力がある。 
そして、御言を行う人に
なりなさい。

おのれを欺いて、
ただ聞くだけの者
となってはいけない。 

おおよそ御言を聞くだけで
行わない人は、ちょうど、
自分の生れつきの顔を
鏡に映して見る人
のようである。

 彼は自分を映して見て
そこから立ち去ると、
そのとたんに、
自分の姿が
どんなであったかを
忘れてしまう。 

これに反して、
完全な自由の律法を
一心に見つめて
たゆまない人は、
聞いて忘れてしまう人
ではなくて、
実際に行う人である。

こういう人は、
その行いによって
祝福される。 

もし人が
信心深い者だと
自任しながら、
舌を制することをせず、
自分の心を欺いて
いるならば、
その人の信心は
むなしいものである。

 父なる神のみまえに
清く汚れのない信心とは、
困っている孤児や、
やもめを見舞い、
自らは世の汚れに染まずに、
身を清く保つことに
ほかならない。」

‭‭ヤコブの手紙‬ ‭1:19-27‬ ‭JA1955‬‬
http://bible.com/81/jas.1.19-27.ja1955