熱い心 | 星空のファイヤーバード
【 熱い心 】
心を熱く燃やすことによって、
人は幸せな人生を手に入れます。
熱い心を燃やすための方法、
それは幸せな人生の秘訣です。
心を熱く燃やすといっても、
どうしたらいいでしょうか。
この世に生きるにあたっては
様々な制約や義務もありますが、
人として相応しく生きるために
とても大切なことがあります。
義務を果たすに際しても、
目的ばかりに注意しないで。
かてい
過程に気をつけることこそが、
幸せな人生の助けにもなります。
人道を外さないように
常に思いやり深い行動を
心がけることも大切です。
「もし自分があの人たちと
同じ立場だったとしたら、
どういう風にするだろうか?」
と絶えず考えることにより、
実際にどんな状況になっても
心に愛を失わなくなるものです。
他人の大変さを見ても
冷淡な感じ方のままなら
無関心と残酷さが残ります。
高飛車な目線で人を見ていたら、
困難苦労にあえぐ人を突き放して
自分さえ良ければどうでも良いと
優しくなれる機会を諦めてしまう。
それはやがて、自分自身にとっての
避けて通れない壁を作り出します。
現実問題から逃げ隠れしたり、
言い訳したり偽証したりもして、
泥沼の深みに入り込んでしまう。
弱者を憐れむ心を知らない人は、
強者として君臨する事は不可能。
弱肉強食の世界ではないからです。
共存共栄の時代には協調協力こそが
生き残るための秘訣になります。
どのような人を見ても、
自分に無関係だと思えば
それまでの人生です。
可哀想な人を見た時、
お互いの平和と幸せを
せめて守ってあげたいと
思えるかどうかによって、
これから先の人生は、今とは
全然異なる道を進むでしょう。
自分だけを守ろうとすれば
命さえも失なうでしょうし、
人のために一生懸命な人は
自分自身も救うことになる。
地球人類が運命共同体なら、
他人を見て我が事のごとく
感じることも出来るはず。
もし自分が同じ立場ならと
絶えず敏感に察することが
出来る人は非常に幸いです。
相手はどう感じているのか、
理解を深めて自分に置き換え
憐れむ心を傾ける人は幸い。
自分がしてもらいたいように
相手に施してあげる人になれば、
この世に平和な世界が訪れます。
常に人への理解を深めれば、
憐れむ心も感じるはずです。
「自分の命を守ろうとすれば、
それを失なうことになるだろう」
という言葉もありますが、
自分の命を自分だけのもの
として頑固に執着していたら、
助かるものも助かりません。
「自分の命を自分のものとした者は
それを失い、わたしのために
自分の命を失った者は、
それを自分のものとします」
(マタイ10:39 参照 )
参考までに、こんな話があります。
【 寒い夜の 熱い心 】
ある寒い冬のこと。
雪深い山中、厳しい吹雪の中を
AさんとBさんが寒さと闘っていました。
二人はお互い友人で、
ある村を訪ねて行くために
先を急いで歩いていました。
次の村里まではまだまだ遠く、
この先はかなりの長い道のりです。
旅の途中、
彼らは降りしきる雪の中に
倒れている人を発見します。
それは、行き倒れになって
凍死しかかっている可哀想な人です。
それを見て、気の毒に思った Aさんは
「これは助けなければならない!」と、
その人を担いでいこうとします。
でもBさんは、
「自分達の命さえ危ないんだ!
こんな状況なのに、
そんなことできるか!!」
と言ってひとりで先に行ってしまいます。
Aさんも少しは迷ったみたいですが、
それでも頑張って彼を背負い、
苦労しながらも深く険しい雪道を
何とかして進み続けることにします。
命からがら先を進み、
背中にかついだ人と共に
人家にたどり着くことが
出来たAさんでした。
実は不思議なことに、
結果的には道を進むことが
簡単に出来たというのです。
本当に、吹雪で大変な寒さだった
ということもあり簡単ではないです。
普通ならそんな道を歩いて行くなんて、
危険で無謀で滅茶苦茶な話と思われます。
実際問題として、
背中に人を負っているおかげからか、
お互いに熱い身体が触れ合うことで
体温を上げる効果も発動していました。
全身が温かくなり、
力も湧いてきたというお話です。
それがあったからこそ、
二人とも助かったというわけです。
一方、自分の命を守ろうとした
Bさんはどうなったかというと、
あくる朝、村の人たちが道端で
凍死している人を発見ました。
それは、死にかけの人を見殺しに
しようとした人の成れの果てでした。
何のために、仕事をするんですか?それは、愛する人を助けるため!何のために、お金をためるんですか?それは、愛する人を助けるため!「愛する人を困らせたくない!」まずは、そんな単純な発想から始めてください。そんな発想があなたを成功に導く。さらには、周りの人を次々と幸せにしていくんですよ(by さいとうひとり)

