兵法の原点は優勝劣敗。
双方の力関係が大きく開けば
力で押さえても大丈夫だろう。
しかし力関係が拮抗してくると
相手の弱点を捕えねば勝てない。
そこで相手に隙を出すように、
わざと作戦を仕向けるわけです。
時に相手の盲点を看破したり、
錯覚を起こさせることによって
勝機をつかむのが兵法の極意。
こうして現れた相手の弱点を、
「虚」という言葉で表現する。
相手の「虚を衝く」というのは、
「虚実兵法」という作戦の一つ。
昔の時代はこれを非常に重視し、
兵法は虚実に尽きるといわれた。
囲碁将棋、相撲に綱引き、
商売の競争から賭博まで
勝負事に応用されてきた。
テニヌにバレエにバスケット、
かけっこ、スキップ、ダンスバトル。
罠あり、裏切りあり、ハニトラあり、
血で血を争う熾烈な戦いもあるかも。
色々と工夫して競合相手を
完膚なきまで打ち負かせば、
倍返ししようと恨みも残る。
相手はもちろん百も承知で、
策を仕掛けてきたりもする。
さらに上をゆくほどの賢い
計略でなければならない。
相手の心理をよく読んで、
その裏をかく計略を考える
ということも必要になる。
そんな知恵があったら
苦労はいらないけれど、
簡単に裏をかくことは
とても難しいことです。
そこで、兵法の極意中の極意、
「三十六計逃げるに如かず」
というのが大切になってきます。
あらゆる争いにおいて、
絶対的に負けないこと。
はじめから戦わないこと。
戦わない、守るの。
共存共栄する事が出来れば、
この世のどんな災難や苦悩にも
決して負ける事はないでしょう。
だって、地球上に人の命は
どれだけあると思ってんの?!
(・Д・)ノ
人が人としての生き方を
やめない限り、この世に
救いの希望はなくならない。
第三十六計
走為上(そういじょう)
走げるをもって上策となす
勝算が無ければ戦わずして逃げ、
次回に備える
軍事的劣勢の場合、
主導的に撤退して兵力を温存し、
機会をとらえて敵を打ち破る作戦。
全軍が退却し、危機を脱す。
優勢な敵軍との戦闘を避けて
戦力を温存し、安泰を保つ。
機に乗じて敵軍を打ち破る。
この退却を進撃とするやり方は、
決して卑怯ということではなく、
正常な兵法に反するものでもない。
「三十六計逃げるに如かず」
戦わずして勝つことこそ
最上の知恵であり兵法の極意
平和な世界秩序を維持するには
戦わず生き延びることです











