プロロングド・エクスポージャー
② 露出の  危険からの 回帰

【  危険から  安全圏へと
     回帰する  道もある  】




心的外傷の原因である
衝撃的な経験について、
繰り返し想い起したり
言葉にして癒しを得る。

それが、プロロングド・
エクスポージャーですが、
トラウマと戦うためには
忍耐と根気が不可欠です。

精神的問題だけではなく
忍耐や根気とあわせて、
病としてマネジメントが
なされなければいけません。





トラウマを心に抱えるのは
とても大変で厄介なこと。
上手く制御出来ればよし、
断じて焦りは禁物ですので。

トラウマの記憶を想起する
というのは当事者は苦しく、
情緒不安定になる危険さえ
伴ってしまうことになります。

我慢して仕方なく一生懸命
やっていればよしではなく、
安全で確実な癒しを目指して
根気よく続けることです。







プロロングドは延長ですが、
平たく言えば時間をかけて
治療することでもあります。
決して急いではいけません。

エクスポージャーは、曝露、
とも言われ、告白する事です。
時間はかかっても過去の傷を
延長させ、陽の元にさらします。


曝露、もしくは暴露とは、
他人の秘密や悪事などを
あばいて明るみにさらけ
出すこと   をいいます。






曝露とは、元来なら、
外の自然条件において
直接風雨にさらされる
ことを意味しています。


自然環境の変化の中では、
厳しい暑さ寒さもあるし、
病原菌や有害な物質など、
様々な外敵も存在します。


お外でランチは楽しくても、
現実にサバイバルするのは、
キャンプ旅行ではないので
かなり骨が折れるでしょう。






湿気、乾燥などストレスは
数え切れないほどあります。
疲労、寝不足、栄養失調、
花粉、黄砂、紫外線など。


長期間に渡り、じっくりと
過去のつらい経験の記憶を
告白する事に取り組む治療
が、曝露療法、PE法です。

それが、プロロングド・
エクスポージャー法です。
長期間をかけて告白する、
「心の洗濯」治療ですね。





また、exposureには、
「投資家の持つリスク」
の意味もあって、危険な
風雨にさらされる事です。


心理療法としての、いわゆる
「エクスポージャー法」とは、
不安な場面にあえて直面して、
不安感を克服していく方法です。


わざわざ危険に飛び込んでも
安全な癒しを獲得することは、
肉を切らせて骨を断つ捨て身な
戦法のように大切なことです。






他人との比較を意識すると、
心は焦って動かなくなります。
私は人よりもっと速く強くと
焦る欲こそが仇となるのです。

焦りは全てのものを奪います。
私は「強い」「速い」という
勝手な基準に欲を合わせると、
自信までなくしてしまいます。

私とは、自分個人のみで公認が
されていないプライベートな問題。
しかしながら、その属する地域社会
とは切っても切り離せぬ間柄です。






信頼関係を築ける人というのは、
生きることに自信をもてます。
自信は勇気にもつながります。
自分を信じて行動できるのです。


自分を知るとは簡単のようで、
本当にとても難しいことです。
何故なら自分が可愛いからです。
人は誰しも私が可愛いものです。

良い事ならば素直に認めますが、
嫌いな所は見たくもありません。
知りたくもありません。人生を
できるだけ楽に生きたいからです。






人は最終的には、生きるべきか、
死ぬべきか、それしかないのです。
それを基準に考えると、今の悩みも、
小さなことかもしれないのです。


悩みを上手に料理できる人とは、
いつ何が起きても、この考え方を
ベースにして自分の気持ちを切り
替えて上手く解決しているのです。


私は危険回避して安全圏へ脱出!
と思えばその心が仇となりますが、
あえてわざわざ苦境を思い返して、
真の平和と安らぎを得る道もあるのです!




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