広島の土砂災害において、
多くの方たちがボランティア活動や救援活動に訪れてくださっています。
同じ地域に住む者として、
これほど喜ばしいことはありません。
実際に被害状況というのはかなり深刻なものであり、報道されていないところでも大きな被害がおよんでる場所もあります。
個人的なことを言えば私自身も、仕事仲間の人で被災地の近くに住んでいる方が、何人かいました。
自分の目の前で、家や車がなすすべもなく流されて行くことに対して、人間の力がいかに小さなものか、思い知らされたということを、人づてではなく直接生の声として聴く機会にあずかりました。
または、交通渋滞によってバスがまたされるため、家族に電話して助けを求めているおばあさんの姿を見る機会もありました。
中でも特に悲惨なのは、自分自身の大切なものを流された人でしょう。
そんな中でいち早く、ネットでの情報を通して、海外の方からお見舞いのメッセージが届きました。
本当にありがたいことです。
心から感謝いたします。
生まれた国は違っても、お互いに助け合い尊重しあい、共に手を取りあって生きていくこと。
人は助け合って生きて行くことで、本当の人間らしい生き方ができる。
災害を通して、多くの様々な学びを得ることができました。
戦後、原爆によって焦土と化した大地に、多くの人々の予想よりも早く復興をとげることができました。
それはもちろん現地の人々による涙ぐましいたくさんの頑張りがあったからですが、
多くの人からの祈りと愛があったからこそ、本当の意味での復興支援になったことでしょう。
東日本大震災でも、さらにさかのぼって、
阪神淡路大震災のときでも、海外からのお見舞いは暖かい心のこもったメッセージや多くの義援金ばかりではなく、本当に心からの愛のこもったたくさんのお祈りが届けられました。
とても恵まれたありがたいことです。
人はこうした、心の祈りによる支援が、どれほど大切なことか、あまり知りません。
民族も宗教も文化も全然違っているのに、本当にたくさんの方々が、日本のためにお祈りをしてくださっているのです。
人の命は愛から生まれるもの。
人は愛するために生まれ、
人は愛されるために生まれたのです。




