繁栄と退廃の狭間




1920年代という時代は、
どういう時代だったでしょうか。
(・ω・)ノ
アメリカが第一世界大戦の
先勝国としてなり上がり、
世界最大の大国になります。
その一方では
悪名高い禁酒法により
アメリカという国は
ギャング大国にも
なってしまいました。
その繁栄と退廃の中で
生みだされたのが
「ジャズ・エイジ」
と呼ばれる時代です。
( ^ω^ )ノシ
この呼び名自体は、作家の
フィッツジェラルドが書いた
「ジャズ・エイジの物語」
がきっかけとなっていて、
世間一般的にもそういう風に
呼ばれるようになりました。
フィッツジェラルドといえば
日本でも村上春樹の影響で
「偉大なるギャッツビー」
などが有名ですが、
この「ジャズ・エイジの物語」
は珠玉の短編集とされています。
(´・Д・)」
不思議なことに
ジャズ・エイジという言葉と
音楽としてのジャズの関連は、
実際には関係がないようです。
フィッツジェラルド自身が、
大してジャズを聴いていた
わけでもなく、
そもそも20年代初頭のジャズは
まだシカゴの密造酒場が中心で、
ニューヨークに広がるのは
20年代半ば以降のこと。

要するに、
ジャズという
イメージだけが、
世の文化人の間に
広がっていたに
すぎないんです。
( ̄Д ̄)ノ
元来ジャズというのは
黒人の間のスラングで、
女性器を意味する言葉。
そこから派生した形で
性行為の隠語でした。
もともとジャズ音楽は
ニューオリンズの公娼街、
ストリーヴィルで
演奏されていました 。
のちにニューオリンズが
海軍基地になり、
性病を恐れた軍によって
ストリーヴィルは浄化されます。
(=゚ω゚)ノ〆
ジャズミュージシャン達は、
シカゴやカンザスシティ
といった禁酒法下で
ギャングが支配する
悪徳の街へと移っていきました 。
そういうわけで、
20年台の退廃と堕落を象徴
するものがジャズなのです。
だから、
そのような世相を
ジャズ・エイジと
呼び習わしていました。
もっとも、
その言葉を使っていた
当の文化人たちは、
ろくにジャズを
聴いたこともない
連中だったということです。
。・゜・(ノД`)・゜・。
