◇みなさん、難しい話きくのつらいみたいなんですけど。

◆今日のはやさしいから大丈夫v(^o^)♪




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

子曰わく、憤(ふん)せずんば啓せず。
非(ひ)せずんば発せず。


一隅を挙げてこれに示し、
三隅を以て反えらざれば、
則ち復たせざるなり。





英訳文♪

Confucius said,

“I don't direct a person who doesn't struggle to learn.

I don't give a hint to a person who doesn't struggle to express his thought.

I don't teach again,
a person who doesn't reply a three times answer or question when I teach one.”




現代語訳♪


孔先生がおっしゃいました
「自分で悩み、考えない者には指導しない。
自分の考えを、なんて表現して良いかさえ解らないというくらいのパワー、

つまり、
「白熱した激情のごとき、切実さや熾烈さ」

がなければ、ヒントなんか与えてやらない。

一を教えたら三倍の答えや疑問を返してくる気概がなければ、二度と教えてやらないんだから。」





[白文]
子曰、不憤不啓、不非不発、挙一偶不以三隅反、則不復也。


[書き下し文]
子曰く、
憤せずんば(ふんせずんば)啓せず、
非せずんば発せず。
一隅を挙げて、三隅を以て反らざれば(かえらざれば)、
則ち復(ふく)せざるなり。




[口語訳]

孔子先生が言われたよ。

『憤るくらいの勢いを持たなければ、
啓蒙(教育)なんかしてやんないぞ。



言いたくて言いたくて仕方ないってくらいの熱血さがなければ、
教えの言葉を発してやんないんだから。

一つの事柄を挙げて説明した場合、

三つもの事柄をもって返答してくるくらい気迫を持ってのぞんでくれないなら、

二度と教えてなんかやらないからな。』




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


◇こ、孔子先生がツンデレになっているッ・・・!

◆そんな失礼な。臨場感にあふれる、白熱した表現と言ってくれたまえ。





◇単なるツンデレ趣味での表現なんじゃないでしょうか?

◆日本語って、表情豊かな言葉だよね♪





◇いいから先に進んでください!




◆えっと、教育者としての孔子先生の基本的態度は、ここではたった一点にかかってきます。



白熱するか、白熱しないかだッ!








◇・・・現代文じゃなくって、
超現代語訳ですよね。




◆分かりやすくない?


◇重要なポイントさえずれてなければ良いんだけどね・・・・。






◆『弟子が、自分自身で問題意識を持つことの大切さ』に気付かないとダメだ、ということですね。


◇不憤不啓、不非不発っていうところ、覚えやすそうな表現ではありますよね。




◆ね♪そうでしょ?


◇なんか繰り返し言葉っぽいじゃないですか?





◆憤激しないと啓示されないのはいいんだけどさ、

非せずば発せずって、

『非情になりきらないと
発動されない白熱』って、
やっぱり、心は燃えていても良いんだけど、怒っちゃったらまずいよってことなのかな?



◇『怒っても罪を犯すな』っていうフレーズは聞いたことありますけど。


◆さすがですね♪流れる石のごとくですね♪さらっとそういうレジェンダリーな言葉が出てくるなんて、偉大なる使徒のパウロも、草葉のかげから喜んでいるかも♪


◇なんか、変なほめかたはやめてください!聖書の一節なんて、単なる一般教養ですし、一般的常識です。


べ、別に意味もわからないで知識だけひけらかすわけじゃないんだからね//




◆誰がそこまでのってくれと頼んだっての。

君がボケたら突っ込みがいなくなっちゃうだろ!?




◇えーッ!

わたしっていつのまに突っ込み役になっちゃったの?




◆本当に冷静沈着な人は、
時に応じて非情にもなり、
感情豊かな対応も可能だ。
それが君にはできるんだ!





◇まあそれはともかく、話の本題に戻ります。





◆・・・・・ほらね。







◇そして続けて孔子先生は弟子に対し、

自分自身が何も理解出来ていないことを、

もっと、ひたすらなんとかしようとして欲しかったんじゃないのでしょうか?



◆そういうことです。
なんとかしようとして欲しいのですよ、本当に。

そういう切迫感を持てよという見方が、学問の世界だけにとどまらず、普通の人にも言えることです。

人間らしく生きて学ぶものにとっては、一番に好ましい表現と思います!





◇燃え上がる向上心みたいな・・・・・?


◆だって、
頑張ろうっていう気がない人をいくら助けても、結局は元の木阿弥になっちゃうし、
なおりたい、なおしたいという切実なイメージを持たない人を救おうだなんて、
困難どころかお互いに苦痛なだけですから!




◇水でもかぶって反省しなさいと・・・・・・・・。






◆『教育者という存在は、教えたいという情熱の激しさを持つ』

ということに気付いて、それに応えてあげないといけないと言っていますよね。



ここが味噌です!
ポイントです!
醍醐味です!



たとえじゃないんです!
本当に大事なんです!
テストに出します!!





◇なんかやけに激しいですね。


◆ちょっと白熱しすぎなため、次回につづきます。