人間は、お互いに愛し愛され理解しあえると思っている仲であっても、あるときはいさかい、さげすみ、相手の心を傷つけてしまうことがあります。


自分自身が昔受けた傷をいつまでも恐れ、他者に理解してもらえないことにいらだち、本人が嫌だと感じている感情を、かえって相手に同じようにぶつけてしまう愚かしさ。


それで気が晴れるわけじゃないのに、それで問題が解決されるわけじゃないのに、それで愛が手に入るわけじゃないのに。


人間らしく生きたい、心のあたたかみがもっと欲しい、思いきり自由に、束縛されないですごしたい。


愛が欲しいのに、愛が自分に与えられないことを我慢出来ない。


そういうねがいとは逆に、状況が悪くなってしまう。

自分の思いが、愛ではない方向へ向いていて、愛を引き寄せたいのに愛に逃げられるという始末。



愛を求めていても、思いの中心はねたみやうらみ、憎しみや過去へのこだわり、愛そのものとは反対方向に向いているから。


思いやりを持っていないといけない時に、冷淡さが出てきて、無関心、無感動、無感覚な思いに傾いてしまっているから。


どのようにして解決したらいいのか、どうやって乗り越えたらいいのか。




毎日少しずつでも感謝の心を養って、根に持たないで生きてゆくことですね。



人は、何かあったとしても、そんなに簡単には、心がつぶされたりはしないはずです。

本人さえ、愛を望み続けていたら……。