フリーダイビントレーニングinタオ島④ の続き。
アドバンスコースの2日目。
今日は昨日習ったパッキングや
耳抜きの方法を体を使って練習。
パッキングとは
息をお腹や肋骨、肺、背中に
目一杯空気を吸ったあとに
小さく息を飲み込む飲むように
肺に空気を詰め込んでいく作業。
「唇を尖らせて、音を立てて
手の甲にチュッチュッとするような感じの口で」
練習してみるけどなかなか難しい。
そして耳抜き。
クラスではなるべく酸素消費量の少ない
フレンツェル法という
鼻をつまみながら舌の奥を上に持ち上げる
方法を練習していく。
もともとこの方法をやってる人もいるのですが
私はお腹の力を使って空気を上に押し出す
バルサルバ法をしていたので新しい方法を身につける。
舌の奥を動かそうと思ったことすらないので
どこの筋肉を意識すればいいのかわからない。
でも、だんだんフリーダイビングっぽい
テクニックが増えてきてワクワクする。
そしてそのトレーニングを終えたら
午後は海トレ!
最大深度-30mまでロープを垂らして練習開始。
自分の心と体と相談しながら潜っていきます。
この日は耳抜きがうまくいかなくて
頭を上にしたままロープを手繰って潜行しながら
水圧に体をならしたり
自分がリターンして水面に上がった後は
「なぜリターンしたの?」
と、先生が質問をしてくれるお陰で
自分の心と体を観察することに意識が向く。
なかなか普段の生活で自分の行動に対して
改めて理由を考えることがないのでとても新鮮。
今日は水深20m辺りが
自分の心とカラダが戻りたくなるところだった。
もっともっと潜っていたいのだけど
好きな時間はあっという間に過ぎて海トレ終了。
最終日の明日が寂しくも待ち遠しい。
そしてトレー二ング後は
いつものメンバーで待ち合わせしてたはずが
なぜか、リーとチェンが現れず
ケビンと2人で練習後のランチにいくことに。
今まで歩んできた人生についてや
世界中を旅してきた経験談などを聞かせてもらえて、冒険欲をくすぐられっぱなし。
やっぱり私は行き当たりばったりの
無計画の旅がスキなのだ。
そしてモノにあまり興味がなく
旅や自然の中での経験、海が大好きだという彼。
私も女子のわりには
ファッションもそんなに興味ないし
季節ごとに3〜4パターン服を着回しできればいいという話をしたら
「Minimalism」
という映画を勧めてくれた。
(この映画については改めて書きますね)
このタオ島での出会いは本当に不思議で
まるで神様に集められたかのように
価値観の似た人が自然に集まっている。
今までした旅の中でも
TOP3に入るくらいのオモシロイ旅かもしれない。
トレーニングもタオ島巡りも
思いっきり楽しむぞー。
いつもと変わらない
でも毎日違う美しい色に染まる空を眺めながら
残りわずかとなったタオ島の時間を噛みしめる。
自然の導きに感謝。
フリーダイビングトレーニング in タオ島⑥
トレーニング最終日に続く☆