愛を渡すとき、相手にとって優しくなければなりません。だから愛を加工する。
小売店がお客様のために愛を加工する方法は、
お客様のニーズを汲む、
お客様が求める商品を仕入れる、
お客様が買いやすいように並べたり、魅力を強調する
お客様が気持ちよく買い物できるように、丁寧に接客する、買い物ついでにできると便利なサービスも提供する
ことだと思います。
ちょっと話を戻しまして、
私は5代目上長(5人目の上司でグミが好き)にグミを献上したあと、さらなる改善のため質問を考えました。
硬いグミが好きか、パッケージはいいのか、外国製のグミは好きか、チョコがけグミはどうか、他のフレーバーはどうか、ビタミン鉄分入りのグミはどうか、着色料・光沢剤気になるか、etc……
出るわ出るわ、たくさんの聞きたいこと。改善のために検討したい点。
数を数えたら30個を超えました。
5代目には全て答えていただきました。←
私は今、ヴィーガンを主体とした食事をしており、肉を食べません。なので、肉と魚を原料とするゼラチンを避けています。
だからグミは嫌い、ということになるのですが。
が、小学生のときはグミが大好きでした。
ポイフルをよく買ったし、シゲキックス美味しかったです。
その時の好きからくる、グミに対する興味関心、引いては自然に身についたグミに関する情報が、多くの質問を生んだのです。
売ることが好きなんじゃない、好きなものを売りたいんだ!
さてさて、現在勤めているスーパーには、私の好きなものが売っていません。いつかは辞めます。辞める辞める詐欺ではないことを祈りたい。
一応、私の好きなオーガニックの食品は扱っているものの、値段の高いこと、魅力を知られていないこともあって、多くのお客様は買いません。
それでも、まだまだこのお仕事から学ぶことがたくさんあります。
まず、スーパーには多くのお客様が来店します。
おじさんおばさん、お兄さんお姉さん、小学生から赤ちゃんまで!
店員をしている間、多くのお客様と触れ合うことができるのです。
どんなニーズがあるのか、どんなクレームが来るのか、勉強するにはもってこいです。
現場の空気感は、社長よりも現場にいる者しか分からない。
経営の中心にいけばいくほど、空気感が分からない。見当違いの作戦を立ててしまう危険性が強くなる。
だからこそ、現場の空気を読む力、お客様と触れ合う中でニーズを読む力をつけたい。
扱う商品数が多いからこその、豊富なデータも魅力的。
スーパーのPL(簡単にいうと、売上のデータ)が競合に漏れたら……、同じような品揃えのスーパーが隣に立つに違いありません。
データからお客様のニーズを読みとれるようになりたい。
好きなものを小売店の経営が良いのは分かったものの、
何が好きなのか、
お客様とは誰なのか
自分の中にどんな愛があるのか、
分からないことばかりです。
少しでも分かるようになるためには、
今いるスーパーを自分の店だと思い、売上に責任を持って仕事しないといけないわけで……。
なので、私はスーパーにいます。
あーあー、早くシャバ(どこなの?)に出たいなー