201963日、新しい出会い、新しい世界が開きます。

↑大げさですが、それくらいインパクトがありまして。

 

乾いた荷物を詰めて、朝、フロントで無料のティーを頂きながらガイドブックを拝見し、徒歩5分で着く港に向け出発。(最後まで快適なホテルでした。)

ちなみに、前日食べ過ぎ飲み過ぎて、朝ごはんにと思っていた「とりめし」はそのままお土産に(本当は要冷蔵だけど。。。笑)何も食べず、高松港から豊島(てしま)の家浦港へ。

 

乗船券と共に島の案内を頂いたので、フェリーの中でようやく一日の計画を立てました。

(これがのちの、もっとちゃんと準備と計画せな!に繋がります…。)

簡単に①家浦港の近くでブランチ②家浦港からのバスに乗って、豊島美術館のひとつ手前で降りる③ぶらぶらする④豊島美術館へ⑤歩いてカラト港へ⑥カラト港でお土産買ってフェリーで宇野港へ、です。

結論、「瀬戸内国際芸術祭」期間外、かつ平日(月曜日)は、店が開いていない、です。笑

①家浦港について、ごはんを食べるお店を探すも、めどを付けていたお店はいっこうにシャッターを上げず、他のお店は見付けられず、見付けてもまだ開いておらず、家浦港からのバスは既に出発し、次は1時間以上あと。しょっぱな計画は挫折()

転んでもただでは起きない性格で、空腹ながら、家浦港周辺をぶらつきますが、それもネタ切れ。比較的眺めのよい港の近くの日かげで、長いことバスを待つこととなりました。

 

 

 

豊島フェリー 高松港902発→家浦港937

ようやく乗れたバスは、1150

おもいっきり島のごはんを楽しみたいと思っていたので、間食はしない、と決めていて、なのに、斜め前の西欧?人が、ぼりぼり美味しそうにおせんべい食べてる()

しかも、バス乗ってすぐ、左手に「海のレストラン」という風光明媚なごはん食べれるとこあるじゃん!みたいな()。こんな近いとは思っていなくて、歩いて行こうともしなかった自分を責める()

けど、島の中心に行けば、さすがにお店は空いているだろう、と、「集会所」前で降り、多そうな「島キッチン」は避け()、「食堂101号室」でようやくごはんです。島の野菜を頂き、多少体力復活!

 

清水(湧水)は期待外で、そうそうに「豊島美術館」へ向けて歩いて行きました。

 

とても良い道でした。

これまでも「島」感を、家浦港近くで散々良くも悪くも感じていましたが、「島」感、もりもり満載。

左手に棚田の景色があるところに、白い何とも言えない物体が出現しました。

「豊島美術館」は、私の「美術館」の概念をひっくり返しました。

美術館、museumと言われるものは、展示したいものありきで、それのためにハコがある、と思っていました。そして、我々が外来者として、その展示されているものの世界に入り込むかたちで、鑑賞するものだと思っていました。

「ドーム」、白い何とも言えない物体に呼称を付けるならば「ドーム」に入る前の人工的遊歩道も素敵ですが、その創られた道を行った先に入る「ドーム」は、うーん、言葉での表現は難しい!

とにかく、シンとして、空気が違くて、それを五感で感じたくなって、水にぬれないためにではなく、足の裏で感じたくて靴下を脱ぐ、見えないものがあるかもしれない、聞こえているものがあるかもしれない、

 

ぁあ、五体満足でよかった

 

そんなことを思いました。一日中ここにいれる、と思いました。「ドーム」にあたたかく包まれている、そんな感じがしました。是非、感じてほしい。たくさんの欧米人、アジア人、日本人いましたが、そんなの関係ない、その「ドーム」の中は、人が人でなくなる。人すらも「ドーム」に同化する、そんな感じ。

 

年間パスほしい、またすぐにでも行きたい、私の聖地となりました。

ここに書いているだけでも、心があったかくなります。

アーティストさんと建築家さん、建設屋さん、携わった人、島の人に感謝したくなります。

ありがとうございます。

 

カフェ&ショップはまた次のお話。