夫婦喧嘩の末に新聞沙汰にもなり
互いの考え方の違いを受け入れることを大事にしていこうと家族会議を開いた。
分析したところいつも喧嘩の種となりやすいのが家事の分担だった。
「男が稼ぎ女は家事を」という昭和な価値観を
男も女も脱却していかねばこの共働き時代を温和に継続していくのは難しい。
つい最近まで「僕の方が稼いでいるのだから家事はあなたの仕事でしょう!」
と譲らなかった主人がある日こんなものを持ち帰ってきた。
家事育児タスク表だ。
けんかの末に互いに背負っていた古い鎧を脱ぎ捨て、新しい方法での平和の道を模索した方が主人にとっても有益であると判断したのか。真意は私にはわからないけれど、
結婚してこの10年頭から火山が噴火しそうなほど納得のいかなかったこの家事の問題に
新世界からの風が吹いてきた。
家族三人で頭を寄せ合って、自分のやっている仕事にそれぞれ色分けをして色を塗った。
主観的に「家事をやってる」「いや、手伝ってもらっていない」の押し問答ではなく
客観的指標で計測していった。
主観を越えた客観性というのは新しいステップの構築に非常に有効だ。
このタスク表で我が家の場合は日常毎日する家事についてはほとんどが私担当で
不定期にやってくる事柄に関しては主人の担当が多いことがわかった。
「夫は全然手伝ってくれない」という私のイメージは、結構手伝ってくれていたんだな。
に緩まったし、
「僕はものすごく家事を手伝っている。」という主人の意識も、毎日の重い家事には関与していないことに納得がいったらしい。
それにしても、娘のうららちゃん。
あなたの色がほとんどございませんでしたけど。
ソファーの上でぬいぐるみのように寝転がって頭だけ動かしていてはいけませんわ。
一昨日の夫婦喧嘩は「あなたの夏休みの宿題をどっちが手伝うか」でしたよ。