最近のランチはアメリカ人のLさんと共にすることが比較的多いです。
その中で、日本人のTさんがLさんに質問しました。
うちの息子がボランティアの人たちを見て、「バランティア」と言ってたので、アクセントは後ろ「ボランティーア」だと訂正したらしい。
volunteerのアクセントの問題はセンター試験や大学入試でも頻出で、確かに後ろにくるのが正解。
Tさんもその事を強く覚えていたために自信を持って子どもに教えたらしいです。
ですがLさんに聞くと、「バランティア」が一般的とのこと。
私は名詞としての用法であればアクセントは前、動詞としての用法であればアクセントは後ろなのではと説明しましたが、そんなルールはない。動詞でも名詞でも「バランティア」だとのこと。
さらにTさんは質問を続けます。
子どもが絵本を読むときにTさんは、
母音「a i u e o」の前のtheの発音は「ザ」ではなく「ジ」だと、毎回訂正しているようです。
そのことについて再度Lさんに尋ねると、
特に意識はしない。最近ではむしろ母音の前でも「ジ」ではなく「ザ」のほうがmore commonといっていました。
ネットで上記のことについて検証してみましたが、確かに日本人はボランティアの発音に苦慮しているようで、通じなかったというブログも散見されます。
また、アメリカ人は「ザ」と「ジ」は言いやすい方、もしくは強調したいときに「ジ」を使うといった感じで、忠実にテキストに書かれている通りのルールには従わないようです。
さらにLさんは、
日本人があえて母音の前に必ず「ジ」と言っている姿がやや滑稽だ。
とも言っていました。
学校で習ってきた英語、どうやらこちらでは通用しない部分もあるようです。
特にこちらで育った子どもは日本に帰った後、型どおりの試験科目としての英語にやや混乱するのではないか?
といった気になりました。