最近、podcastでようやくTEDの日本語字幕が配信されたので、
通勤中に少しずつエピソードを見るようになりました。
エイブラハム・バルギーズという感染症内科医は
従来の診察(触診、打診、聴診等)の重要性を約17分程度のスピーチで説きます。
彼はこのルーチンの診療をお互いに省略することのできない "儀式" と名づけます。
問診の重要性
打診の歴史
聴診器の発明
これら診断のツールが増えたことで
手術を行う理髪店は、診断を行う医師にとって変わられました。
そして近年、超音波、CT等のモダリティーをいつでも利用可能になった今、
毎回行われるこの儀式は、肺の水泡音や心雑音を見つけるためだけではなく、
それ以上の大きな意味があるのだと言う。
この儀式には、
医師が患者に伝えるべき唯一のメッセージがあり、
それを伝えるために行われるというのです。
「私はいつもいつもここにいて、
最後まで見届けます。
決して見捨てません。
最後まで一緒です。」
私は
臨床から離れて1年。
患者臨床からも遠のいて1年。
改めて医師という職業を見つめなおすことができました。
リウマチ・膠原病内科医は、理学所見が命ですから!
興味が有る方はこちらから観れます。