被災地に行く ～１日目～ 東京から宮城へ
正直宮城県に行くことに半分疑問も感じていました。
あれから３ヶ月、
まだまだ避難所で生活せざるを得ない人たちのストレスはどれほどのものだろうか
TVで何回も流れた津波が襲った町の風景は、今なにか変わっているのだろうか
･･･って頭で考えても、正直どこか他人事になってしまう
でも、その反面「見てみたい」、これも正直な気持ち
そこに自分の好奇心があったのは確かです
だからこそ行っていいのか疑問に感じたし、たくさん悩んだし
でもやっぱり行こうと思ったのは
助けたいという気持ちはもちろんだけど
見たいという自分の好奇心を優先させてしまっただけなのかもしれません
６月１７日 深夜
まわりの方たちの協力を得て集まった募金を
蚊取り線香
虫除けスプレー
生理用品
下着
缶詰
レトルト食品
等に変えて、車に詰め込み出発
道中の佐野SAでレジのおとうちゃんに
「ボランティア？よくきたね！がんばってね！」
と声をかけられる
私はこういうコミュニケーションが大好きだ
自分のマンションのとなりにだれが住んでるかもわからないこんな時代、
こうしたほんの少しのプチコミュニケーションをとるのがたまらなく大好きだから
旅が大好きといってもいいくらいだ
聞けばこの佐野SAには週末たくさんのボランティアが休憩に寄るみたい
レジのおとうちゃんをはじめ、たくさんの人たちが東北を応援してる
栃木名物レモン牛乳で元気をチャージ
そして東北自動車道をさらに北へ、宮城県の名取、仙台あたりかな
東部道路に入ると
驚きの光景が広がった
道路を挟んで右側と左側でまったく景色が違うんです
左側(西側＝内陸側)の風景
都会だなー宮城県 建物たくさんだなあ ってのんきに見ていたら
右側(東側＝海側)の風景
え・・・ なにも建ってない・・・？？？
このうちらが今走っている東北道が堤防となって、
東北道より東側が津波に襲われ
東北道より西側が被害を逃れた という
言葉がでなかった
高速を降りてローソンに寄る
レジのおばちゃんが
お客さん一人一人に声をかけている
「今日はボランティアで？そうかい、ありがとうございます～」
↑みんなに声をかけながらレジを打っていたローソンの佐藤さん
私の時も明るい声でお礼を言ってくれた。
聞くとここのローソンも津波で埋まったそうだが
震災からたった１ヶ月余りの４月１９日に営業再開
「がんばります！！」
もう十二分にがんばっているであろう佐藤さんの言葉が身に染みた。
*********
よかったらボクのブログも同時進行でアップしておりますのでおてすきのときチェックしてやってください
↓
募金そして物資についての報告です
MC SATOKOの報告日記の合間ですがWAN－CHANです。
※記入ミスがあり一部訂正しました。
６／６から募金へのご協力をお願いしていますが
６／１８～６／１９の被災地訪問に向け一度集計させていただきました。
ここでご報告させていただきます。
６／６～６／１７に集まった募金額は￥63,783でした。
そのうち￥63,607で物資を購入し、
残った￥176は次回以降の物資調達に活用させていただきます。
なお、今回届けた物資は
＜募金で購入したもの＞
レトルト食品 … １１９コ
缶詰 … ８３コ
蚊取り線香 … １４セット（４８０巻）
虫よけグッズ … ２０コ
生理用品 … ３７セット（小分けにしたもの）
下着・靴下 … ８０着
＜あいうえおメンバーが持ち寄ったもの＞
シュシュ・髪どめ … ２０コ
衣類（Tシャツ） … ８着
届けたところは
シュシュ・髪どめは宮城県七ヶ浜町にある七ヶ浜向洋中学校の生徒に届けました。
復興の色が少しずつ見えてきている多賀城市・七ヶ浜町エリアの中学生達は
精神的ショックから立ち直りつつあり、とても元気に大喜びで受け取ってくれました。
その他の物資のほとんどは宮城県女川町野々浜にある
女川町立第六小学校の教員住宅に避難している方々のところへ届けました。
そこに避難しているのは２３名。
半島の先で孤立しているため震災当時から拾ったものを中心に生活してきたそうです。
喜んで受け取ってくれました。
物資の一部は今回あいうえおメンバーに付きっきりで案内してくれた女川在住の
ナイスガイ、しゅうへい君に渡しました。
しゅうへい君自身も被災しながら物資を運んだりしている最高の男です。
本人達にも役立ててもらいたいしまわりで困っている人がいたらぜひということで託しました。
みなさんのご協力のおかげでこうして物資を調達し届けることができました。
ありがとうございました！！
今後も募金活動は続けていきます。
ほんの少しでもかまいません。
たまにでかまいません。
長く継続してご協力いただけたら幸いです。
よろしくお願いします。
宮城県石巻市に行ってきました -プロローグ-
もし突然アナタの家が無くなったら
アナタはどうしますか
もし突然アナタのおばあさんが行方不明になったら
アナタはどうしますか
もし突然アナタの兄弟が亡くなっていたら
アナタはどうしますか
もしアナタの目の前でアナタのお母さんが津波に飲まれてしまったら
アナタはどうしますか
もし突然なにも食べるものが無くなってしまったら
アナタはどうしますか
もしその時
誰もいない崩れたコンビニエンスストアに食料があったら
アナタはどうしますか
これは作り話ではない現実に起こったことです
私は当事者ではありません
こんな偉そうなこと書きながら
津波が起きた時のことは
私も想像することしかできません
私がここでできることは
被災者のみなさんの声を
被災者ではないみなさんに伝えることです
３ヵ月が経った今も
行方不明者は数知れず
それでも被災地の方たちは一生懸命
明るく気丈に振る舞い
一生懸命生きていました
ゆっくりですが
少しずつ
被災地に行ったときの事を
振り返っていこうと思います
ほんの少しの時間でもいいです
一緒に考えてみませんか？
************
よかったらボクの個人的なブログもチェックしてやってください
↓