東北へ行く PART21 ⑫ ~視察Ⅱ~
前回記事
の続きです。
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奇跡の一本松を視察し、
初めて参加してくれたメンバーなど、
それぞれ受け止めるものがあったと思います。
移動時間も考え、次の工程へ。
今回は、気仙沼市まで足を伸ばしました。
岩手の灯篭祭りで出会い、
今ではアクティ部はもちろん、ポジティ部でもお世話になっている
気仙沼出身のD-chanに案内をしてもらいました。
(撮影地は大船渡)
待ち合わせたのは、気仙沼市にある
『海の市』という施設。
静かな海を見渡せるデッキもあり
穏やかな港が一望できます。
ここで、こんな穏やかな海が震災によって表情を変え
街を飲み込んでいく様子を話していただきました。
震災当時はD-chanも現場でお仕事をしていたそうです。
最初は大きな地震だ!と思い、そのあと、津波が来る?
といった半信半疑だったそうです。
津波のあまりの凄さに驚き、言葉を失ったとのこと。
そんな体験談を聞き、こんな穏やかな海がそんなことになるなんて。。。。
みんな驚いていました。
なにより、D-chanの言葉が切実で、
そこから立ち上がって『今』という時間を生きている強さに
みんな心を打たれていました。
この『海の市』では、飲食店やお土産店のほか、
気仙沼市はふかひれも有名で、
それにちなんだ『シャークミュージアム』があったり、
震災のことを知ってもらう情報スペースもあったりします。
気仙沼市や施設を楽しむ間に、震災のことも知ることができるので、
気仙沼市に行った際にはぜひ、立ち寄ってみてください。
震災に実際に遭われた人の体験談は本当に心に響きました。
でも、そういったお話をしてくれる人は、
前向きに頑張って未来に向かっている力強さを感じることもでき、
それを聞いていたみんなの表情も明るくなっていきました。
<つづく>