親愛なる皆様♡

今日は魚座の新月ですね。

魚座の意味するところには、

境界線を無くしていく・・・赦しや癒しがあります。


シュタイナーの研究で知られるロシアのプロコフィエフの著書に

『赦しの隠された意味』というのがあるそうです。

読んだことはないのですが、内容を語っている動画が、

今日たまたま・・・飛び込んできて拝聴しました。(必然ですね)

今日は、魚座新月ということで

「赦し」をテーマに書いてみます。



この本は、

「赦す」ということの意味を深く深く掘り下げている本で、

本当に、”心をえぐるような本”なんだそうです。



「赦す」ということ・・・

それは、目の前の人のどんな言動、振る舞いにも

左右されなくなるということ


私たちは、普段、共感や嫌悪感・反感に絡め取られて

つい感情的なものが湧き上がってくるときもありますよね。

でも、

言葉、表情、態度、振る舞い・・・どんなものが目の前に飛び込んでこようと

この人の後ろ側には、

いったい、何を願っている人がいるんだろう・・・

何を求めている人がいるんだろう・・・

何を求めてこの世に生まれてきたんだろう・・・という

”背後を観る力”が広がってくると

これが、私の中で「赦す力」へと育ってくる。



日々を生きている私たちが陥りがちなのは

例えば、人との関わりの中で

過去の感情的ないざこざが忘れられなかったり引きずったりして

「忘れられない」・・・

これが、低い私の状態です。


シュタイナーは、

低い私から高い私に

人は、自由に飛翔することが出来ると語ります。

それにはどうしたら良いのか・・・


自分の中でずっと凝り固まっている感情的しこりや

過去に人との間で起こったトラブルや行き違いなど、

過去の苦い経験を、キレイさっぱり

自分から意識的に「忘れ去る」ということなんです。

「忘れ去って真っさらな自分になる」

それは、意識しないと絶対に出来ないことなんです。

自分の中の黒いしこりを放っておくと

いつまでも低い私のまんま・・・


高い私は、

自分の意識を使って「全部赦そう」とする私。

それは、他者との関係性のしこりであっても、

もしくは、

過去の自分の過ちや失敗など、

自分自身に対するしこりであったとしても同じです。

過去の過ちやしこりの記憶をいつまでも覚えてて

保持しているのも、ひとつの私の役割ではありますが、

「自分から意識的にその記憶を手放す」・・・ということなんです。

これが、自分の過去の過失を「赦す」ということであり、

他者との間のしこりや不調和を忘れるということが「赦す」ということ。

それは、高い私から低い私への”教育的な作用”なんです。


高い私が、精神おのれ・霊我です。


シュタイナーは、

人と集うときには、高い私でもって集うことの重要性を述べています。

それは、

”その人の背後を見ること”であり、

”現象面のことを自分から意識的に忘れ去る”・・・ということです。


こういう人が居てくれれば、

場の雰囲気が変わる・・・とシュタイナーは言います。

精神とか霊我とかよく分からなくても

理屈抜きに変わると・・・。


人が本当に求めているものを求めて

秘めやかな事柄を分かち合える場に集うとき

良きものを育てようとする場であればあるほど、

悪しきものに侵入される危険性はあるのです。

だからシュタイナーも、

そういった場を大事に守って

「一人一人が光の柱になる」ことを伝えています。

つまり、高い私を意識しながら

光を呼吸している感覚で場に臨むことを

一生懸命伝えようとしています。

これは、明らかに新しい意識です。

それには、自分の中に巣くっている闇なるもの

に自覚的になることです。

闇を自覚するからこそ、

光を発する必要がある意識に至ります。



自分自身を否定する人を排除せずに赦し、

自分を赦し他者を赦す道を示したシュタイナー


いままでずっと、

低い私は高い私に赦されてきた

高い私はこれまでず~っと

低い私を赦し続けて来たわけです。

ず~っと赦されて存在してたことを瞑想の中で感じ取ると

心の中にスペースが出来てきます。♡

それが、

他者との関係性を変えていく

”初めの礎”になるのかもしれません。




最後までお読みいただき

ありがとうございます。

良い新月を・・・。❤️