同じ空を見ている
「わーわーわー。空がきれい。」
そんなことを伝えたくなって橋の上に自転車を停めました。
透明感があるのに、その鮮やかさは油彩を髣髴させます。
ものの数分で移り変わる見事な色あいに
気ばかり急いていたのですが、
木枯しでかじかむ指先で携帯を探っていたら
先を越されてしまいました。
思わず染まる頬も気付かれない、見事な茜雲。
どこかで同じ空を見上げている人に心ときめき
そばにいなくても、そこに在る繋がりが嬉しくて
向かい風にもペダルが軽くなった気がしました。
★
ところで、感情の起伏があって気まぐれな女性の様子をたとえた
「女心と秋の空」なんて諺があります。
元はといえばこの言葉、恋に移り気な男性の気持ちをたとえた
「男心と秋の空」に対して、後から派生したものなのだそうです。
「女心」が主に気分や感情全体を差しているのに対して
「男心」は恋心に限定された意味合いというのが面白い。
(もちろん、一途な人には無縁な言葉かもしれませんね)
一つためになったので
備忘録に加えておこうと思います。
