Roke 2011 | 恋愛小説家

Roke 2011

台風15号が通り過ぎて行きました。


午前中で仕事を終えて、駅まで向かう道のりで

何度かシャワーに見舞われ、膝から下がびしょぬれになりました。

レインコートと大きな傘のおかげで絶望的な姿は免れたものの

低い雨雲から大量の水が落ちてきて、地表では風が巻いているし

路肩の排水溝で処理しきれない雨水が穴から吹き上げていました。


そんな状況で、雨の日用にしている合成革の靴はまるで歯が立たず

おもしろいほど水が入り、前進するたびジャポジャポ鳴りました。

だんだんどうでもよくなってきて、仕舞には笑えてくるから不思議です。

普段なら、大人はしないであろう叱られる水遊びを満喫しました。

丸洗いしたその靴も、ようやく乾きました。


そして、本当の秋がやってきました。


夕方になると、いつまでも夏の気分が抜けきれず浮かれていた者を

ハッとさせるような、冷たい風が吹いてきます。

寒いはずです。9月もあと僅かなのですから。


我に返り、湯船にお湯を張りました。

そこに、去年のクリスマスごろ友達にもらったコミカルな入浴剤を投入。

「おかえりなさいませ」と、メイド風美女が描かれています。

4分の3年も宝の持ち腐れになっていたので、こんな時こそ使わねば。

ピンク色したお湯に浸かって、指の先まで温まりました。

おかえりなさいませ。ただいまかえりました。


紅葉はすぐにやってくるでしょうか。

真冬に自転車に乗るのはどんな感じでしょうか。


夏の暑さに何度となく「あつい」とこぼした私は

冬の寒さにも「さむい」と繰り返してしまいそうですが

苦手なことがあったとしても、四季はどれも素晴らしいもので

好きな季節をどれか一つだけ選び取ることなど、出来そうにありません。


どうか、ご自愛ください。