瓜二つ | 恋愛小説家

瓜二つ

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映画を観ながら手をつないでいたら

離すタイミングが分からなくなって

最後までずっとつないでいた


私の方が冷たかったはずの指が

温もり汗ばみ

同じ血が通っている温度になり

ときどきギュッと握ればギュッと返事


いつしか本当につながったようになって

どちらが自分の手なのかも

どうでも良くなって泣き笑い

エンドロールが流れて照明が戻り

立ち上がってからもずっとつないでいた


もともとは一つだったものが

半分になった瓜二つは

いったん出逢うとなかなか離れない