随想 100512 | 恋愛小説家

随想 100512

「へそくり」「棚からぼたもち」などという日本語に

江戸~昭和の茶箪笥や、磯野家を勝手に連想する私ですが

茶箪笥や冷蔵庫にいれたままの「とっておき」を

すっかり忘れてカビを生やしてしまうとか

思いがけず見つけてニンマリするとか

時間差でやってくることは、多々起こるものです。

 

今日はそんなお話です。

 

フリーメールならGmailだ!という評判に乗り遅れ、Hotmailを使っています。

主にブログやネット上の登録と、外出時用に使い分けているのですが

日頃は開くことなく、基本的には放置されています。

 

今朝のこと。

たまには掃除しなくちゃまずいだろうと思い立ち、

半年振りにブログ用のHotmailを開いてみたのです。

するとそこに、意外な「へそくり」を発見しました。

 

ずらっと並んでいた自動配信メールのタイトルは

「○○さんからメッセージが届きました」というものばかりでした。

内容があるというよりも、ただの「お知らせ」に過ぎないメールです。

でも、これらの受信履歴が物語るのは、ひとと繋がってきた縁の記録で

もちろん、それらのメッセージは既読なのですが

本当にただシンプルに嬉しかったんです。

 

時間差のギフトのように、後からじわじわ味わう価値。

それは、「初心に帰ろう」と気付かせてくれるものです。

 

コミュニケーションツールは、日進月歩で進化していますね。

便利で新しいものは上手に取り入れたいですが

茶箪笥のアナログさも、忘れたくない・・・忘れちゃいけない。

 

「告られちゃった」だとか、「別れちゃった」というやりとりが

携帯ひとつで済まされてしまう時代を

一口に「進化」と言ってしまうには

ちょっと寂しい気がする、三十路女なのでした。

 
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