承りました | 恋愛小説家

承りました

預かりものをしました。
昭和30年代の産物です。
その時点から「いま」よりも
さらに昔「昭和の始まり」の方が近いだなんて
つながりって、すごいなぁ。
錆びた箱や黄ばんだ紙に触れると
何十年前の春にタイムスリップできそうです。

桜散りゆく土曜日。
電車の最後尾、
ドアの前に男性が立っていました。
無表情に見えた彼は、乗り込むなり笑顔になって
先に乗っていた彼女にハグをしておしゃべりを始めました。
待ち合わせだったのね。

大人の遠足はもう少し。
いい天気で、私は居眠りしそうです。