あなたと居ると | 恋愛小説家

あなたと居ると

昨日泣いた悲しいことに

明日また涙をこぼしてしまったとしても

明後日には潤むぐらいで我慢できるかもしれないし

明々後日ぐらいにはなんとか笑えているかもしれない

 

毎秒、毎分、毎時間

毎日、毎週、毎月、毎年と

時間がつながって ゆるゆると続いていく
 

あなたの道も、私の道も

満たされたり足りなかったりしている

苛立ち悲しみ、感情をもてあましても

流れに掉さし「今」を 懸命に生きている

 

沈んでいた日々も忘れちゃいない

あの日の大きな悲しみが

隣に居る人をたまらなく愛おしいと思う力をくれた

唯一の存在を尊ぶことを学ぶために

未熟な出会いや別れを経験する必要があったんだろう

 

しあわせも不幸せも

無駄なものは一つもない

 
恋愛小説家
 

20年暮らした、今はもうないオンボロ平屋が好きでした。

中でも、庭が格別に。

 

縁側の前にシロツメクサが群生していて
四葉を探してずっと座りこんでいた子どものころ。

いい風が吹いていたこと

草抜きアルバイトのお駄賃と溶けたアイスキャンディー

見知らぬ虫が飛び出してきて尻餅をついたこと

 

春夏秋冬、何かしらの花の匂いがしていました。

とても懐かしく、とても愛おしい。

 

あなたと居ると

なぜかその庭を思い出すのです。

 

聞けば今日は新月のバレンタインデー。

「普段伝えられないことを伝えてもいい解禁日」

ということですので

口下手な私ですが、お月様が見ていない隙に

ありったけの思いを伝えてみようと思います。