灯火 | 恋愛小説家

灯火

暗闇の森で迷子になって

座り込んで泣いていたら

小さなランプの灯火がやってきて

足元を円く照らしてくれた

うっかり転んでしまわないように

道先へ導く手があった

 

独りではないということが

どれほど心強いことか

凍えた心がぽっとあたたまる

 

いつしか東の空が白むころ

私はそれが「あなた」だと知る

みるみる感謝と勇気があふれた

何だってできる そんな気がした

 

人は簡単に傷つき傷つけるけれど

その傷を癒すのもまた、人なんだ

 

あなたはとても素晴らしい