あなたで在る証
汗ばむ胸に耳をくっつけて心臓の音を聞いた
体を巡る血の流れ やさしく深く響いた鼓動
どくん、どくんと
この世界に生まれてからずっと
止まることなく刻まれてきた あなたで在る証
生きている命の音がした
そうしながら、あなたの語るいつかの出来事を
わたしの中に落とし込んでいったら
出逢ってもいないすべての時代において
知らないころのあなたがどれも愛おしくて
涙が出そうになった
今のあなたをとても好きだし
昔のあなたもとても好きだよ
充実していたときも退屈だったときも
誰とどのように過ごしていても
一生懸命に生きていたあなたのことを
愛さないわけにはいかないでしょう
うまく説明できない想いがあふれて
力いっぱい抱きしめた
ほんの少しでもいいから解ってほしい
友達とか恋人とか定義はいらない
ただ「人として」 あなたが好きだということを