misunderstanding | 恋愛小説家

misunderstanding

英語の教科書の挿絵に

サーフィンしているサンタクロースがいたせいかもしれない。

昔は「南」とつくだけで

言葉のイメージで暑いものだと思い込み

南半球はここよりも暖かいと勘違いしていた。

 

だいたいのところ、

赤道に近いほど常夏で、極に近いほど厳冬。

北半球が夏の時期に南半球は冬。

日本で刷った世界地図はみんなが知っているあの形。

それでもオーストラリアあたりの教室には

逆さの地図が貼られていることだろう。

 

天が動いているのか、地が動いているのか

相手の主張が自分のものとまるで逆さまだったとしても

一度は受け止めてから、次の言葉を選ぶ優しさがあれば。

 

あなたと最近会っていない。

本当は会いたくて仕方ない。

「自分がいつだって正しい」なんて思い上がりで

尖ったセリフを投げつけてごめん。

 

水色と緑で(それもまた思い込みの色で)塗り分けられた

よくある地球儀を気まぐれに回しながら

そんなことをくどくど考えていた。