一日千秋 | 恋愛小説家
そういえばお互いのことをたいして知らないから
どんなことでも打ち明けるよ
人生にときめきが不要とは思わない
この選択が間違っているとも思わない
毒リンゴをかじり死んでしまった白雪姫が
キスをくれた王子さまに恋をした
長いこと眠っていた感情は
目覚めたてから抗いがたくて
なす術もなく心を奪われていった
制御しようなどと
これっぽっちも思いつかなかった
私はとても単純で
好きなものは好き、それしかなくて
指先が心がふるえる感覚は
本物であると疑いようもなく
あなたが現れたのは運命だろうと
温かな潮流に身を任せた
少し話をしたら
私のことをもっと聞いてもらいたくなり
一日千秋の夕暮れ時

