ピンクのワイシャツ
ひとつのことを追求している人は魅力的です。
自分のために生み出す「ものづくり」は素敵ですが
人のため、まだ会ったこともない誰かのために
情熱を燃やすことも、掛け値なしに没頭できる気がします。
人のためといっても形だけの奉仕や偽善ではありません。
一方的に“喜んでもらうこと”ばかりを望まないで
“ともに喜びを分かち合うこと”を快感と知っているほうが
俄然やる気がみなぎり、多少なり陶酔しつつ
知らず知らずに身を削ってしまうのです。
いろいろな想いを込めて送り出す作品は子どもたちです。
自己満足の愛よりも、人々に愛される世界へ届けたい。
細部に注がれたこだわりや、作り手の思いやりが
理解されるかどうか、伝わるどうかは分かりません。
手紙を入れた小瓶を投げて
大海にメッセージを託すような感覚かもしれません。
それでも
誰かの笑顔が次の笑顔を生み出す連鎖は
いつか必ず作り手のもとへ還元されてくるのだと思います。
ピンクのワイシャツを着た人は
屈託のない笑顔の持ち主でした。
新たなつながりに感謝しつつ。
